代表者ご挨拶 

この度は当社のホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。

シーアプランニングでは、多くの方に豊かな生活をご提供したいと思っております。さてそこで「豊かさ」とは何でしょうか?「物を所有する事」「豪華な食事」「贅沢な暮らし」そういった物は物欲であり、本来の豊かさとは少し違います。本来の豊かさとは、「人生の中で自分が何を社会に貢献できたか」「人との交流から生まれる愛」「心地よさ」「他人と共用する時間」「家族」そういった目には見えてこないソフトな部分ではないでしょうか。

私たちは、住宅もそうであってほしいと考えています。豪華絢爛な内装ではなく、本当に自分が求める心地よい空間、趣味やライフスタイルを満喫できる空間、そういった、個々の希望を叶える事ができ、より生活を充実する事ができる住宅に住むことが本来の豊かな生活だと考えています。

 

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代表取締役社長  鵜飼美知恵

近年の日本経済をみますと、少子高齢化、学生の就職率低迷、GDPの減少、日本の人口や経済力は徐々に減速していくと思われます。そんな中、賃貸マンションをご所有のオーナー様にとっては 「空室率の増加」 という形で影響を受ける事になります。現実、東京23区の賃貸の空室は348,980戸(総務省統計局より)に上ります、5年前の調査から約5万戸増えています。また、ご入居者様にとっては生活スタイルの多様化から、持ち家を持つ事が人生のステイタスの一部ではなくなっていると感じております。それらを考えますとこれからの住宅事情は大きく変化すると感じております。 それは、環境問題からも分かるように古い物を壊して新しい物を作る「スクラップ&ビルド」の時代から、今ある物を再利用、有効活用する「リユーズ、リフォーム」の時代に変わりつつある事でもあります。

新しい物と古い物が混在する時代の中で、賃貸マンションは新築物件に引けをとらない工夫が今までよりも大きな課題になると思っております。また、住まい手は自分が長く住める住宅を求めてくるのでは無いでしょうか?「長く住める」とは「自分の生活スタイルにあっている」という事だと考えると「自分の生活スタイルに合う」とは何なのでしょうか?オシャレなデザイナーズマンションでしょうか?過剰に施したリノベーションでしょうか?いいえ、私たちは違うと考えております。自分のスタイルに合うとは 「住まい手がご自身で作り上げる事」 だと思っております。

 

「スケルトン賃貸」は住宅形態の中でも特に難しい物件でございます。オーナー様のお立場から考えれば 「大事な資産を傷められてしまうのでは」 と不安になると思います。入居者様の立場から考えると 「自分の資産にならない物にお金を払って工事をするのは」 と抵抗があるかと思います。
「住宅」=「資産」と言う考え方は今も昔も大きくは変わりませんが、35年という長期住宅ローンが組める現代では、必ずしもこの方式が成り立つとは限りません。住宅を持つことで日々の支払いに頭を悩ませていては「資産」とは言い難いのではないでしょうか。

また「豊かさ」の概念も若い世代においては変化しつつあります。それは、「物を所有する」ことから「時間・体験・交流」など目では測れないソフト面の物に対して「豊かさ」を見出している点です。事実、総務省統計局が発表している「住宅に関する意識調査」では、平成20年より賃貸でも構わない層が増加しており、平成25年度では約15.8%の人が賃貸でも構わないと思っています。これは20歳から49歳までの約2割がそう感じています。理由としては「ローン返済によって生活水準を落としたない」「土地・建物は他の資産に比べて有利な資産と思えない」という理由が並びます。「人生をいかに自分らしく有効に過ごしたか。」これが現代の「豊かさ」であると感じています。

そういう時代背景の中、「自分らしく必要な時に借りる」という考えは理にかなっていると思います。また、いつの時代もそうですが 「困難な時」 は 「新しい物が生まれるチャンス」 だと私は思っております。そのような時代が変化しようとする時に 「No」 ばかりを出していては一向に前に進まないと思います。時にはお互いが歩み寄る事が大事であると考えていいます。
この「貸し手と借り手の歩み寄り」をお手伝いすることが私たちの役割だと感じております。

日本を元気に、沢山の方々がHAPPYに生活できるように「住宅」という一番大事な生活基盤を住まい手の心地よい空間にしたい。シーアプランニングは新しい事業に取り組み、建築業界に新しい風を吹き起こします。