空室の理由 近年の市場
なぜ空室が続くのか
少子化による入居者層の減少 少子高齢化に伴う借り手有利な市場が既に到来しています。 賃貸の主力入居者層である20~30代は下のグラフからも分かるように |
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賃貸の供給過多 住宅着工数は年々減少傾向にあります。 |
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東京23区の賃貸空室数は約22万戸 東京都の賃貸住宅の空室数は、 |
「マンションってどこも間取りが似ている。」
誰しもが一度はそう感じた事があると思います。
一般的な人をターゲットにした 「誰にでも合う物件」 は入居者からみれば 「どっちでもいい物件」 です。
15年ほど前迄は、賃貸は作れば入居者が入る時代でした。
だから、同じタイプの部屋が沢山あっても、さして問題ではありませんでした。
「賃貸=投資」 の考えが主流でしたので、いかに利回りをよくするかがポイントでした。
特に土地面積が100~200㎡で住宅街の場合、利回りをよくするには戸数を増やすのが簡単で、
これぐらいの面積だとワンルームしか作る事ができないのです。 それが、今日、少子高齢化の影響、需要と供給のバランスが崩れてしまい、
結果、よく似た間取りが増え、どこを選んでも変わらない。
ならば 「賃料」 「新築」 「駅近」 で選ぼう。という流れになってしまっているのです。
事実、「間取りが普通」 「外観も普通」など、特徴のない物件ほど、空室が目立っています。
物件に特徴をつける = 差別化をする時代がきています。
近年の社会経済からみて、若者の「豊かさ」が意味する物が変化しています。
数十年前までは、豊かな生活とは「車」「持家」「海外旅行」でした。
しかし、近年これらは、比較的容易に手に入るようになりました。
豊かさが意味するものが変化しています。
賃貸派が前年度比3%の増加。持家思考が12年ぶりに80%を切る。
平成25年度版土地白書(国土交通省)が6月に発表されました。
それによると、持家志向が12年ぶりに80%を切り、賃貸でも構わないと考える人が
前年度に比べ3%増え17.4%になりました。
これは土地が預貯金や株式に比べ有利な資産ではないと考える人が増えているとういことでもあります。
こうしたニーズに自由度の高い賃貸を提供することで、
「賃貸=自分らしく住める場所」という賃貸の新しい価値を生み出すことが出来ます。